キリキリハメン

仕事以外で興味のある諸々の記録

家を買った話

ブログ名を「仕事以外」から「キリキリハメン」に変更しました。見たままkirikiri-ha-menと読みます。

「キリキリハメン」は幼い頃、私が作った造語です。甥っ子が「アプター」と言う不明言語を口にするので、最近実家へ帰ると幼少の造語話題になります。よく父や母を「キリキリハメンよ!」と言って叱っていたそうです。何となくそういう記憶もあります。意味合い的には、「イライラしちゃダメ」とか「怒ったら損」とかそういった感じです。自分にピッタリだなぁと思ったし、懐かしかったのでブログ名にすることにしました。「仕事以外」よりは良いかなみたいなのもあります。

では本題です。

家を買いました。「長年の夢」と言うやつです。いつか思い返したときに記録でも残っていたらいいなと思ったので記事にします。だらだら書いていたら長くなったので、続きに畳みます。 

 

家を買う決意をした

自分の短い人生を振り返ると、はじめて「いつか家を買おう」と決意したのは、小学生くらいの頃、リカちゃんハウス的なオモチャで家具を配置していたとき。いつか好きな色、形の家具を好きなだけ自由に配置して、快適に暮らしたいと思ったことがきっかけだった気がします。それ以降、社会人になるまで家を買うことはそんなに意識しなかったけれど、遅くとも高校生の頃には買うのはマンションと決めていました。セキュリティとか諸々を考えると、一軒家はひとり暮らしには向いていないと思ったから。

そして本格的に買おうと動き出した初回が20代半ば頃。入社5~6年目辺り、ちょうど同僚たちが次々結婚と住宅購入した時期で、私も流れに乗ろうと思ったのでした。しかし父の反対が強く、貯めていたとは言え資金も心許なく、ちょっと調べたら家を買うって家の値段だけじゃないお金もかかりそうだと知り、怖じ気づいて断念。それから約8年。長女として家を継げと言われてきた状況が、妹が継いでくれそうな気配によって大きく変わりました。ちょうど1Rから1LDKくらいの広さに引っ越したいと考えていたタイミングで、「これはチャンスじゃないか?自己資金もそこそこ貯まっているし、今なら家を買えるのでは?」と。周囲に相談したら、「家は買いたいときが買い時」と言う。実家を継げと私に言い続けた父に相談したら「実家は妹にと考えている。お前が本気で家を買いたいと思っているなら応援する」と言ってくれました(今回は反対されないと8割くらい思っていたけど)。今まで大反対モードだった父の気が変わらないうちに買おう!と決意して行動を開始しました。

どんな家がいいのか

8年の間に従兄弟や妹が結婚出産したり、祖父母が亡くなったりと色々ありました。以前買おうと考えたときは本社と支社の中間地点にするつもりだったのですが、この8年で実家のそばにしようと考えが変わっていました。いずれ両親の介護が始まるわけで、同居は嫌だが万が一のとき徒歩で駆けつけられるくらいの距離にいた方が都合が良さそう。祖父母の介護を見てそう思いました。なので絶対外せない第一条件は実家のそばであること。たまたま借りていた1Rも実家の近くだったので、この条件だと環境はほぼ変わらない感じでした。

次に外せないと思った条件が日当たり。夜勤が続くとどうしても身体のリズムが崩れるので、お日さまを感じられるようにしたかったのです。借りていた1Rは東向きで朝日が入ってきてくれたので、これが結構助かっていたのです。だから東に窓がある部屋がいいなと思いました。あとは出来れば全ての部屋に窓があったらいいなと。でも西側に窓があるのは嫌だなと思っていました。

最後に階数。2階以上5階以下が希望でした。自分は高所恐怖症ではないと思っていますが、暮らすとなったら話は別。眺望より災害とかでエレベーターが使えなくなった場合の移動が大事。階段上り下りが苦じゃないのは5階までだろうな、1階は人目や泥棒とかが怖いから嫌だな、と言う感じでこの条件でした。

あとは予算的に中古マンション以外考えられないとか、床暖房があったらいいなとか、住宅ローン減税の恩恵に預かりたいから50㎡以上の床面積欲しいとか、築30年以内とか、オートロックがいいとかそんな感じ。間取りはひとりで生きていく前提だったので1LDKがベスト、最大2LDKくらいまでと考えていました。

不動産屋に行ってみた

物件はネットで探すのが中心。SUUMOとかHOME'Sをよく利用しました。希望エリアに築年数がちょっと古いけど良さげな物件を見つけたので、不動産屋にアポイントを取りました。後々知って後悔するんですが、会社の住宅取得支援制度を経由すると仲介手数料に割引が適用されたんですよね。なんで調べなかったんだと本当に後悔しています。普段なら割引のことはあまり気にしませんが、物件価格の3%+6万円+消費税に割引適用は効果デカかったです、計算してマジ後悔しました。

興味を持った物件は複数の不動産屋がSUUMOに情報を出していたのですが、家から徒歩で行きやすい所にある不動産屋にしました。普段から前を通ったりしていて、少なくとも外見はどんな所か知っている安心感がありました。

実際に不動産屋へ足を運ぶまではメールでやり取り。問い合わせた物件の他に複数紹介してもらい、「この建物見たことあるな、あの辺だな」と思った所へは外側を見に行ったりしました。この辺りは希望エリアを住み慣れた所にしたメリットだったと思います。

不動産屋では、物件の見学だけではなく、購入から入居までの流れやお金の相談なんかもさせてもらえて、親身に対応してもらったなと思っています。それまで不動産屋ってなんとなく胡散臭いと思っていました。2時間ドラマとかで見る不動産屋って悪者多いしね。興味があるけど扱っていない物件とかあったら他の不動産屋にも行かなきゃなのかなと思っていたらそんなこともなく。不動産屋が稼ぐ仕組みみたいなこともサラッとでしょうが教えてもらい、売主=不動産屋=買主(自分)の関係で取引するより、売主=不動産屋A⇔不動産屋B=買主(自分)の関係で取引した方が良さげ?と思い、後者の関係の取引になるような物件ばかり探し回りました。それが結果として良かったのか悪かったのかはイマイチわかりません。

物件の見学について

不動産屋に紹介してもらったり、自分でネットで見つけたり、でも4~5件くらいしか見学していません。予算と立地(実家近く)の折り合いが中々つかなかったのです。希望エリアを限定したデメリットですかね。実家徒歩20分圏内に拘らなければ、予算内の良い物件が結構あったように思います。希望エリアを拡げるか悩んだりもしましたが、やはり実家徒歩圏内は捨てられなかったので、結局拡げませんでした。でも条件に合う物件が見つかったので、変に妥協せずにいて良かったと思います。

見学では、やっぱり現地を見てみないとわからないなぁと勉強になりました。最初に問い合わせた所は、古さと建物の劣化具合が見事に比例していて、住みたくないと思った。中はリフォーム済みでキレイだったんですけどね、共有部分がね。不動産屋が紹介してくれた所で、最初に問い合わせた物件と同じ築年数なのに共有部分含めて超キレイな所もありました。間取りも日当たりも階数も申し分なかったのですが、周辺道路が狭すぎ、そしてちょっと実家から遠かった。さらに父が土地的に川が近く良くないと言い出し、ハザードマップ見たり地質調べたりしたらやはりあまり良くなく、そうやって検討して悩んでいる内に売れちゃったり。ちなみに私は売主さんが既に退去された物件ばかり見学しました(じっくり見たかったし即入居したいしでそう言う物件ばかり探しました)。どうしてそうなった?みたいな汚さの物件もあったし、同じような築年数だけど、傷がほぼない所と傷だらけの所があったりして、物件を見るのは面白かったです。1件だけ新築マンションのモデルルームも見に行きました。モデルルームは夢を売る場所ですねぇ、キレイで楽しかったです。さすがに4,000万もするものは買えないけどね。

購入申し込み

購入申し込みは2件しています。1件目にした物件は交渉すら叶いませんでしたが、2件目の方はうまく行って、売買契約にこぎ着けました。

1件目の購入申し込みのとき、申し込み日と売買契約希望日が3日間しかないのにビビりました。私は1週間後くらいに思っていたのですが、同時に購入申し込みがあって同じ条件だった場合、売買契約希望日が早い人が勝つからと言われました。いやでも3日後って。手付金下ろせねえよって思いました。だからって訳ではないのですが、2件目の申し込みのときはマジで忙しかった仕事を理由に、休み取れないから!ってゴリ押して売買契約希望日を申し込みから1週間後に設定しました。その間に売れちゃったら縁がなかったんだから諦めようと思って設定しましたが、買えたらいいな、無理かななんて考える3日間くらいは長くてちょっと気持ち的に辛かったです。そこに住みたいと思ったし、これが流れたらしばらくは条件に合う物件に出会えなさそうと言う予感がしたし。だから交渉成立の連絡をもらったときは本当に嬉しかったです。ちなみに購入希望価格は値切らせていただきました。不動産屋に相場はどれくらいか聞いて、この辺までなら値切れると言うところに。交渉頑張っていただいて、こちらの希望が通ったのも嬉しかったです。値切った分の半分くらいはハウスクリーニングやらプチリフォームやらで飛んでいきましたけどね。

売買契約から入居まで

売買契約のときに手付金を現金で用意するように言われました。100万円を持ち歩いた経験が皆無だったので、受け渡しが終わるまで気が気じゃなかったです。今ひったくりや泥棒や強盗にあったらショック死確実だなと考えていました。本当に怖かった。無事に終わって良かったと思いますし、また100万現金で持ってこいって言われても「もうやりたくない」と思います。

売買契約書と重要事項説明書は事前に不動産屋からPDFをいただきました。金額が大きすぎる買い物だから安全に行きたかったので全部目を通して、疑問点はGoogle先生に聞きつつ不動産屋に問い合わせ、2~3通五月雨式にメールを送った気がします。面倒な客だっただろうなぁと思いました。この予習のおかげで契約当日の読み合わせと言うか説明?はきちんと頭に入ってきました。説明してくれた不動産屋が説明が上手だったのもあるかもですが。この説明に1時間半くらい。契約書とかの必要書類への署名捺印でなんだかんだ1時間くらいかかった気がします。あんなにたくさん自分の住所と氏名を書いてハンコ押したのは初めてでした。

無事に売買契約して、銀行にローンの本審査申し込み。事前審査通っているから大丈夫ですよーと不動産屋に言われましたが、通過連絡が来るまでの3~4日間は気が気じゃなかったです。思い返すとそんな気分ばっかりだったなぁ。銀行との契約は月末に。こちらもたくさん説明を受けてたくさん署名捺印しました。聞いてるだけの私はいいけど、喋りっ放しの銀行員さんは大変だっただろうなと思います。

住宅ローンについては、自分で用意した分に加えて親からも援助してもらえたので、借入額を小さく出来ました。とは言え1,500万以上借りているんですけど。保証料は一括払い、団信は加入したけど(必須だし)その他の保険オプションは付けていません。これから健康には十分気を付けなきゃ。30年固定金利、元利均等返済で借りました。金利は変動にするか相当悩んだのですが、返済額が増える可能性を考慮しながら生活するのは私には無理と判断しました。月々の返済額を小さくするために30年で組みましたが、繰り上げ返済しつつ20年くらいで完済することを目標にしています。

売買契約締結から残金決済・引渡しまで1ヶ月くらいでしたが、その間に銀行とローン契約結んだりリフォームの現調、引っ越し業者押さえてライフライン系の業者に引っ越し連絡したり、住民票移したり、新居用の家具を揃えたり、自己資金をローン返済用口座へ移したりと忙しかったです。引っ越しは引渡しの1週間と3日後。仕事の都合と二重家賃期間を短くしたいのと早く新居で生活したかったのと、そんなところです。夜勤の前に色々対応したりして、1ヶ月くらい完全寝不足で過ごしました。楽しみだったからこそ乗り切れたスケジュールでした。

残金決済・引渡しは、私が住宅ローンを借りる銀行の応接室みたいなところで。まっさらな通帳に見たことのない桁が並んだと思ったら一気になくなるスピード感。緊張して現実味がありませんでした。緊張し過ぎて住所ど忘れしたし。唯一、鍵を渡された時だけ、「あ、家買ったんだな」と思いました。

決済3日後にはリフォームが入り、私は引っ越し準備。引っ越し業者から多めに段ボールをもらっておいて良かったです、余るかな?と思ったらちょうど使い切る感じでした。引っ越し当日は夜勤明けだったので引っ越しは午後からお願いしていて、午前中は寝ていました。11時くらいには起きて最後の片付けをして、とりあえず実家へ。少しお昼寝してから引っ越し作業。さすがプロは手際が凄い。あっという間に荷物がなくなりました。荷物の搬入もあっという間だったし。お見事!と思いました。旧居は大家さんの希望でその日の内に立ち会い、お引き渡ししました。新居の荷ほどきを手伝いたがる母を追い返し、寝るためと翌日必要なものだけ段ボールから引っ張りだして、ベッドメイキングしてその日は終了。翌日はスッキリ早起きしたので、朝から荷ほどき。注文していたソファが到着する前に全ての荷ほどきが終わったので、ソファが入ったら部屋完成。1Rから2LDKへの引っ越しだったので、自分で言うのもなんですが、荷物が少ないからモデルルームみたいです。このモデルルームみたいなスッキリ感を今後も維持することが、家に関しての目標です。

物件について

買ったのは築9年の分譲マンション。部屋は2階です。実家へは徒歩15分。最寄り駅は2つあり、両方とも徒歩20分くらいです。18帖のLDKと6帖と5帖の部屋がある2LDK。東側と南側にベランダ、各部屋に窓(東と南。北と西の窓はなし)があります。面積は内のりで60㎡弱。各部屋と玄関に収納があり、LDKの一部に温水床暖房あり。ガス給湯、お風呂場に浴室換気乾燥設備があります。コンロはガスコンロ。照明器具とエアコンは売主さんのご厚意でそのままにしていただきました。管理は全部委託、管理人は巡回。オートロック、宅配ボックスあり。ゴミ出しは24時間可能みたいです。

実は、同じ建物の別の階を見に行ったマンションでした。立地は申し分なかったのですが、その部屋とは縁がなく。そしたら同じ建物で別の部屋も売りに出ていますよ、と不動産屋に紹介されたのがこの部屋です。いただいた物件情報では「居住中」となっていたので候補から外していたのですが、父と散歩中、その建物の前を通った時に話したら「良いところじゃないか」と推してくる。これは良い買い物になるかも知れないと思い不動産屋に問い合わせたら、売主さんは既に退去されたとのこと。早速見学を申し込んで、見に行きました。そしたらとってもキレイで。広さも十分過ぎるくらいだし、日差しが入ってきて室内も明るく感じ、お隣のマンションの玄関が近いのは気になりましたが一応目隠しが設置されていたので、「ここにしよう!」と強く決意しました。若干予算オーバーだったのが痛かったのですが、貯金用に残しておきたいと思っていた分を少し削れば何とかなる範囲だったので、金額は値切りつつ購入申し込みをしました。

住んでみてのあれこれ

物件見学で、ベランダの横がお隣のマンションの玄関だったのはわかっていたのですが、このベランダがそのマンションと別のお隣の民家とに囲まれていて、南向きだと言うのに午前中しか日差しがありません。午後は結構暗いなぁと思います。夏になるとまた違うかも知れませんが、これは誤算だったかな。東側の部屋にも小さなベランダがあって、そちらを寝室にしたのですが、こっちは明るくはなるけど日差しはない。夏になったら違うかもと思いますが、これも誤算。ちなみに西日が差す頃になると、ちょっと先の大きめマンションからの照り返しで結構明るくなります。

今まで住んでいた1Rは、大家さんが騒音トラブルを嫌ったためかその辺が結構しっかりした作りだったようで、隣や上の階の物音はしませんでした。稀にジャンプしてるのかな?とおぼしき足音がするくらいだった。ところが新居は結構音が入ってくる気がします。ベランダのそばがお隣のマンションの玄関なのもあるかもですが。夜、どこかの扉を閉める音にビビったり、夜勤で寝ている最中に上からの足音で飛び起きたり、外から話し声が聞こえてきたり、1R住まいの頃にはなかった経験が沢山です。たぶん私の生活音も響いているだろうと思うので、今まで気にしなかった分、気をつけなければ苦情が来そうだとビクビクしています。

それから、今までは1Rだったのでなんでも手の届く範囲、遠くても2~3歩圏内にあったのですが、2LDKになって家の中での移動が増えました。トイレ行ったりお風呂入ったりの移動が新鮮。室内なのにたくさん歩くなぁ!と思います。特に洗濯物干すとき。1Rの感覚でやるから効率が悪いのもあるのですが、洗面所の洗濯機から洗濯物を取り出しクローゼットへハンガーを取りに行きハンガーにかけて物干しへセットする移動が凄い。今まで5歩くらいで済んでいたのが30歩くらいになっています。楽しい。

混合水洗って便利ですね。今まではお湯の蛇口と水の蛇口両方捻ってちょうど良い温度のお湯を作らねばならず1度止めちゃうと面倒だったのですが、勝手に40度のお湯を出してくれるのでめっちゃ楽。お風呂も自動でお湯がはられるし、ガス暖房が浴室を暖めてくれるのでお風呂に入っても寒くない!凄い。

日差し的には誤算でしたが全く日が入らない訳ではなく、憧れのソファがある家が実現したし床暖房あるし全体的に満足です。宅配ボックスがメチャクチャ便利だし。もっと家で過ごしたいけど仕事だなんだでゆっくり出来ていないのが少し残念です。

手に入れた自分の城、大切に付き合っていきたいと思います。