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【BL】ハイドランジアケージ(芥)


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書店に行っても漫画コーナーは行かないようにしているのですが、ついつい足が向いちゃって、買ってしまいました。

オメガバース物。オメガバースを知ったのは2〜3年前かなぁ?最初はその独特の世界観に抵抗があったのですが、その世界観が癖になっちゃって、今は積極的に読んでいます。階級差別が絡むからかシリアスで暗い雰囲気の作品が多いけど(主人公たちは幸せになるけど)、ギャグもほのぼのもある。私は好き。

※私は年季の入った腐女子なので、読書録にはこのようにシレッとBL本が登場します。まぁ、頻繁ではないと思います、メイン購読本は確かにBLだけど、紙本あまり買わないから。

シークレットノートのスピンオフ

書店で、「芥さんってたぶん読んだことあるし好きだな」で、背表紙のあらすじを見ずに買ったのですが、『シークレットノート』のスピンオフでしたね。


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これ、電子書籍オメガバース物を買い漁ったときに読みました。読んだらすっごい好みで(受け君が健気で可愛く、攻め君は中々理不尽だけど溺愛っぷりも見て取れて微笑ましい。特に描き下ろしがどストライク)、書店特典とか欲しくなっちゃってホーリンラブブックスさんか、とらの穴さんで紙本を購入したのでした。

ハイドランジアケージは、シークレットノートの攻め君の兄・雨情さんとその世話係(?)ヨヒラさん(漢字変換が大変なので、カタカナで行く)の話です。

感想など

ヨヒラさん、良かったね!それ以上に雨情さん良かったね!雨情さんは飄々としていて横暴と言うか酷薄な感じで偉そうで、the選ばれし者な君主感のあるキャラだったので、起承転結の転のトコでは辛そうで見ていられなかったです。描かれていなかったけど、その時のヨヒラさんも辛い中頑張っていたのかなぁと思うと、本当に幸せになってくれて良かったです。ひ孫に囲まれちゃうくらいまで末永く幸せでいて欲しい。

シークレットノートの2人にそのうち家族が増えたら、わちゃわちゃ楽しい家になりそうだなぁとか、いや、その頃には兄弟のどっちかは家を出るか?とか考えますが、個人的には2家族でキャーキャーイチャイチャしていて欲しいです。幸せな番の両親を見て育った子供が増えたら、オメガバースの世界の階級差別がちょっとはマシになるのではないかと思います。

本編も良いのですが、どストライクだったのは今回も描き下ろし。本当、収まるところに収まってよかったと思います。

ところで、やはりシークレットノートで特典求めて紙本を買ったくらいの作家さんなので、ハイドランジアケージも好みを突いてきます。なのでアニメイトか、とらの穴さんで買えば良かったと思わざるを得ない(今回はツタヤで買った)。たぶん特典ペーパーとかあったんだろうなぁ、気になる。

この作品の発行元は東京漫画社さんなんですが、こちらはあまり電子に特典を付けてくれる印象がないんですよねぇ(むしろカバー下とか特典ペーパーとか絶対載せてくれない印象。そして紙にはカバー下も特典ペーパーもあるよと仄めかしてくる印象)。

私、数年前から漫画は電子書籍をメインにしているので(紙は置き場の確保に困るし、溢れてきたらさよならする物と残す物の選別と言う辛い作業がやってくるけど、電子はメモリーカードの容量が許す限り取っておけるから)、基本的に紙本は買っていません。特典コンプしたいくらい大好きな作品だけ、通販で紙本を買っています(基本電子の方が発売が遅いので、電子で気に入った頃には特典が入手できない感じが多いです。なので好き作品の多い作家さんはTwitterとかで情報収集しています)。

電子には電子の特典を付けてくれる出版社さんが多いのでたいていの作家さんは電子待ちしているのですが、そう言う意味では東京漫画社さんにはいつもギリギリ歯軋りさせられている。電子特典あったら電子買おうかな。