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【本】はじめて読む古事記と日本書紀


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古事記は途中まで読んだことがありますが、日本書紀は読んだことがないなぁと思い、マンガだから手軽に読めそうと思って買ってみました。思った通り手軽に読めましたが中々のボリュームでした。

古事記を途中まで読んだことがあるのは、BLUE SEEDと言うアニメにスサノオノミコトクシナダヒメの神話が出てくるからです。BLUE SEEDは習い事のない日にしか見られなかったので、全部見ている訳ではなく(妹が草薙さんキモチワルイって言って見るのを嫌がったのもある)詳細はわからないのですが、「スサノオ」と「クシナダヒメ」の単語はメッチャ耳に残ったのです。で、児童向けの古事記の本を買ってもらって、天地のはじまり(イザナギノミコト、イザナミノミコト)からヤマタノオロチ退治まで読んで満足した訳です。以降、たまに古事記読破しよう欲が出てきては、紛らわしいお名前や読みにくいお名前(タケミナカタタケミカヅチ天孫降臨で有名なホノニニギノミコトとか)で挫折し、読破出来ていませんでした。日本書紀はなんとなく「気に入らない」から読んでいませんでした。ですが、卑弥呼の謎から古墳時代のざっくり「古代史」と分類される辺りが好きなので、『逆説の日本史(井沢元彦)』シリーズや古代史関連本などで、なんとなーく全体像は把握しておりました。

というわけで、『はじめて読む古事記日本書紀』です。

やっぱり全体的に知っている内容なので、読みやすかったです。この本には、たぶん大きなエピソードくらいしか載っていないと思うので、それぞれを読んだら「こんなエピソードもあったんだ!」なこともありそうですが、全体像を把握したいならこれで十分ですかね。古代史関連本を読むのに、理解が深まりそうかなと思います。

日本の古代の記録は記紀しかないわけですが、出雲の国譲り神話とか、本当はどうだったんでしょうね?大和到着後の天皇家のゴタゴタくらい血なまぐさい感じだったんじゃないのかとか、思いを馳せちゃいますね。記紀にはサラッと勾玉とか出て来ちゃってますが、どんな成り立ちだったのかとか気になります。わかっていないことがあるから、面白い。もっと色々発掘調査して欲しいなぁ!きっとまだ見ぬ真実とかが眠っているだろうなぁ!と思います。

懐具合と時間に余裕が出てきたら、また古代史関連本を読み漁りたいです。