仕事以外

仕事以外で興味のある諸々の記録

【本】少食を愉しむ(ドミニック・ローホー)

f:id:ogizm:20221103171401j:image

1度ダイエットに成功したことがあるけれど、あれからすぐにリバウンドし、以降ジワジワと体重が増加し、過去最高に太っています。以前ダイエットした時は60kgを超えたら終わりだと考えていましたが、リバウンド後あっという間に60kgを超え、ここを超えたら人間終わりと思っていた70kgさえも超え、現在75kg。終わっている。

こんなだから、服を選ぶのも億劫。なにせ、したいと思う格好は太ましさのお陰で全部みっともない格好になってしまう。体型を隠そうにも、隠すことなどできない大きさなので、何を着ても布を被ったデブな物体が出来上がります。だから外出したくなくなる。終わっている。

こんな状況をどうにかしたくて、手に取ってみたのがこの本。『太り過ぎは必然ではない』という言葉の刃(に私は思ったけど、当たり前のことなんですよね)から始まるのですが、

 この本は食餌療法の本というよりは、私たちそれぞれが自分に合った、自然にスリムな体形を見出すための栄養の摂り方をアドバイスするものです。魔法のような処方箋が隠されているわけではありません。この本では、大食は避ける、でも食べ物を厳選し、楽しみながら食することの大切さを説いています。

という言葉通り、食べ過ぎは駄目だと書いている本です。食餌療法としては、糖質制限をオススメしている感じです。ガッツリ制限するよりは、ゆるく糖質制限する感じ。間食は避けるとか、本当にダイエット方法としては一般的な、当たり前のことが書かれています。痩せる食習慣を身に着け、生涯に渡って実践していく。習慣になってしまえば当たり前の行動になるので、痩せたままになるよね、という本です。

刺さったのは、『ダイエットは買い物をするところから始まる』のところ。出来合いの料理より、食材と調味料を自分で選べる手作り料理を1食は作りたいところ。料理は嫌いなのですが、その手間を菓子パンやお総菜パンで埋めた結果がいまの過体重状態なので、夕飯くらい作ろうと思いました。パンと決別しないと、痩せないのでね。この本を読み始めてから、糖質を減らして、タンパク質と野菜を摂るように心がけています。とは言っても、完全に糖質制限するのは難しそうなので(パン、パスタ、米大好き)、昼食では糖質制限は考えないことにして(食べる量には気をつけています)、朝食と夕食から炭水化物を追い出しました。食材などを買うときは、炭水化物や糖質の項目に注意して、選ぶように気をつけています。

 過体重が様々な問題(退屈、不満だらけの家庭環境、財政的な問題、睡眠と時間の不足等…)がもたらした結果であるならば、減量に成功することは、これも逆説的になりますが、多くの人にとって問題解決に、少なくともそれらの問題の縮小に大きく貢献することになります。

 身軽になった心と身体にはより多くの自立心、自信、エネルギーが芽生えます。それが過体重の原因となっていたものを根絶させてくれることでしょう。過体重の悩みを負うのではなく、そこから本当の「復活」を知ることになるのです。

最後にこんな励ましの言葉がありました。私の減量の最終目標は-30kgです。苦しくなったらこの本を読んで、目標に向かって頑張ろうと思います。