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仕事以外で興味のある諸々の記録

2024年版 私のバレットジャーナルもどき

以前、「私のバレットジャーナルもどき」として記事を書きました。

ogizm.hatenablog.com

あれからちょっと変わった部分もあるので、2024年版として記事にしてみようと思います。

バレットジャーナルとは

もしかしたら知らない人が読んでいるかも知れないので、念のため。

バレットジャーナルとは、アメリカのデジタルプロダクト・デザイナーであるライダー・キャロル氏が編みだした独自のノート術。 頭のなかを整理するために試行錯誤して編みだした画期的メソッドである。 「自分」のすべてを主体的に整理・管理することができるノート術。 

日本では「箇条書き手帳術」と紹介されていることもあります。「Bullet」と呼ばれる「・(中点)」を行頭に書き、箇条書きで、頭の中に渦巻いていることを素早く記録(ラピッドロギング)しながら、「いま」「やりたいこと」や「やるべきこと」に集中するためのノート術です。

 

公式本があります。

 

公式本以外だと、Marieさんの著書がわかり易いと思います。

検索サイトやSNSでバレットジャーナルを検索すると、装飾された華麗なバレットジャーナルがたくさん見られますが、考案者が伝えるバレットジャーナルは至ってシンプルです。

私のバレットジャーナルもどきも、映えのないノートです。

バレットジャーナルの構成

本家では、下記のモジュールが基本構成とされています。

  • インデックス
  • フューチャーログ
  • マンスリーログ
  • デイリーログ

これに、あるテーマだけでまとめたコレクション(読んだ本リストとか、ウィッシュリストなど)が加わります。

今まで「バレットジャーナルもどき」として私が使ってきたノートには、デイリーログしかありませんでした。しかし、ノートをロイヒトトゥルムに変えたタイミングで久々に公式本やMarieさんの著書を読み返して、「まずは基本をしっかり押さえた方がいいかも」と思い、フューチャーログ以外をノートに作ることにしました。

キー

バレットジャーナルと言えば、まずは「キー」です。

「キー(Key)」とは、文頭につける箇条書きの記号のことです。キーの状態によって、タスクなどの進捗具合がわかるようになっています。


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こちらが私のキー。前回からあまり変更はありませんが、着手済みの書き方が変わりました。

以前はチェックボックスの斜め下半分を塗っていたのですが、塗りつぶしの完了と見間違えることがそれなりにあったので(視力のせいか?)、スラッシュだけにしました。

それから、イベントのキーを作りました。予定とイベントの違いは、「予定」は人との約束で、「イベント」は出来事としています。以前はイベント(出来事)も「・(メモ)」で書いていたのですが、他のメモに埋もれてわからなくなるし、「◯」にすると見返したときに未完了の予定と勘違いしてしまうので、新しくキーを作りました。

良かったこと以下の記号は、キーの前に書くアイコンで、そのメモがどんな属性なのかわかり易くするために使っています。読んだ本とリスケジュール以外はたまにしか使っていません。

デイリーログ


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こちらは、プライベート用のノート。朝1番に睡眠時間と体温を記録するところからスタート。プライベートのタスクや予定の他には、頭に浮かんだことを記録しています。思い浮かんだことはなんでもノートに書いておくと頭に余裕が出来て、「いま」に集中できるようになります。逆に全部頭で覚えておこうとすると気が散って何もかもが疎かになります。だから、気を散らしそうな考えは全部ノートに書いています。

ただ、どうにも「ラピッドロギング」が苦手で、ダラダラ長い文章を書いてしまうのを改善したいところ。「後々読んだ時にもわかるように」と思うとダラダラ長くなるのです。短くても伝わる文章って難しい。練習あるのみでしょうか。

 

こちらの本に、「時事ネタを記録しておくと状況などが立体的になる」みたいな記述があって、そういうのは大切かなと思って、興味をひかれる時事ネタはメモしたり新聞記事を切り抜いたりして保管しています。


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こちらは仕事用のノート。朝1番にその日やるタスクや予定を書き出したら、あとは完了までひとつひとつ集中して取り組みます。全部完了マークがつくと気持ちいいのですが、そうじゃない日もあります。

リストは「上から重要」みたいに出来れば良いのですが、そうはなっていません。基本的にはその日の内に終わらせなきゃいけないものが並んでいるので、時間がかかりそうなものから取り組みます。最優先で片付けなければいけないものはキーの前に「✽」を付けますが、あまりそういうものはないです。

「・(メモ)」は、電話のメモだったり、仕事に関する情報だったりです。仕事のことでも、プライベートでも関係ありそうだなと思ったことはプライベートの方に書いています。

マンスリーログ


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今月(2024年6月)のマンスリーログ。最初は公式本の縦に日付を並べるフォーマットにしていたのですが、なんか使いにくくてMarieさんのフォーマットを真似しました。いい感じですが、来月は上旬・中旬・下旬の3分割したマンスリーログに変更する予定です。紙幅の都合と、3分割することで、時間の流れを意識しできたらいいなと考えています。

横に日付を並べたカレンダーはハビットトラッカー的に、筋トレなどを記録しています。以前は毎日デイリーログにやったことを書いていましたが、習慣になっているならMarieさん方式でも良いかもと変更しました。

余白には、その月の主な出来事をメモ。デイリーログの目次的な役割です。

マンスリータスクは書き出していません。全部フューチャーログに入っているからです。基本通りにやるならマンスリータスク欄も必要なのですが、私は器用ではないので、あっちこっち更新しないといけないとなると絶対破綻するので、作りませんでした。

フューチャーログ

未来の予定やタスクは全部Googleカレンダーに集約しています。先程も書きましたが、あっちこっち更新しないといけないとなると、絶対破綻するからです。


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これが私のフューチャーログ(Googleカレンダー)。毎月やるタスクや予定は繰り返し機能で登録し、漏れをなくしています。それ以外の突発のタスクや予定は都度入力しています。

タスクをカレンダーに登録する場合、日付を決めないと登録できないので、デッドラインの2~3日前には終わらせられるように日付を決めて登録しています。

なんでもかんでも日付を決めてしまう方式は、こちらの本を読んでからの習慣です。

 

読んだときは、「日付を決めてしまうなんて無理」と思いましたが、やってみるとできるものです。

締め切りが決まっているタスクは、締め切りの前にやるよう登録すればいいし、いつでもいいと言われたものでも、「いつ頃仕上がっていて欲しいか」を確認してそれまでに予定するか、余裕があれば依頼された日に取り掛かってしまいます。完全に自分だけのタスクならより日付を決めやすいです。買い物だったら週末にすればいいし、カレンダーを見て予定の入っていないところに突っ込めばいいので楽です。

そうやって、タスクは日付を決めてGoogleカレンダーに登録するようにしています。その場でGoogleカレンダーに登録出来ないときは、一旦デイリーログに書いておいて、あとで登録します。そうして登録したら安心して忘れます。

あとは当日の朝、仕事のタスクや予定なら仕事用のノートに書き、プライベートのタスクや予定ならプライベート用のノートに書いて、当日中に完了するようにしています。完了しなかったタスクや予定は、キー(□、◯)の前に「→」を書いて延期したことを明確にし、Googleカレンダーの方は次にやる日に移動しておきます。

インデックス

ここだけ写真がありません。なぜなら使い始めたばかりで、全然インデックスじゃないからです。

ロイヒトトゥルムにはインデックス用のページが見開きであるので、そこを利用しています。左ページはマンスリーログのインデックス、右ページはコレクションページのインデックスとして使っています。

今、左ページのインデックスには「6月」の項目しかありません。右ページは資格試験用にメモしたページの項目だけです。これから増えていくと思います。

とにかく「いま」に集中する

以上が私の2024年版バレットジャーナルもどきの構成です。

私は「やりたいこと」はあまり管理していません。「いま、やること」や「いま、やらなければならないこと」に集中するためにバレットジャーナルを使っています。

本当は「自分が本当にやりたいこと」に時間を使うためにバレットジャーナルを使うのがいいのだと思います(公式本にそんな記述があります)。でも、「自分が本当にやりたいこと」を考えるのってしんどくないですか?頭と心に余裕があるときはいいけれど、余裕がないとできないと思っています。少なくとも今、私は「自分が本当にやりたいこと」を考えるのがしんどいので、頭と心に余裕がないのだと思います。

だから、まずは今日をトラブルなく乗り越えることに集中します。バレットジャーナルを続けたことで、1日にこなせるタスクの量がわかったので、よほどイレギュラーなことがない限り無理のない予定が立てられるようになっています。そうやって今日を過ごすうちに、やがて頭と心に余裕が出来て、「自分が本当にやりたいこと」を考える余裕が出てくるのではないかと思っています。

いまは基本に忠実に

公式本には、2〜3ヶ月続けるとシステムの良さが実感できると書いてありました。今はじめて基本の構成通りにやっていますが、これで半年くらい様子を見て、また何か変わったら記録として記事にしたいと思います。