仕事以外

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コート購入

たぶん3年くらい使ってきたコートがボロボロだった。
裏地に穴があいてるなぁとは思っていたんだが、ついに表も穴があいてきた。
ちょうどコートを新調しようかと考えていたので、いい機会だからと探し始めた。
今までは、安物買っていかに長く使い倒すかを考えていたのだが、三十路を手前にして考え直した。そりゃ理想は良いものを安く買って長く使い倒すことだけれど、私が見つける安物は「安かろう悪かろう」でとても長く使い倒せる代物ではない。つまり安物買いの銭失い、それなりの頻度で買い直すことになる。だったら値が張るけど良いものを買って長く使い倒す方が、安物を頻繁に買い替えるよりずっとお財布に優しそう。
これは相方や会社の人たちのTシャツの話から導いた結論で、1万円のTシャツと3000円のTシャツの法則、と勝手に呼んでいる。彼らによると、3000円のTシャツは1年くらいで首まわりがデロデロになっちゃうけど、1万円のTシャツは3年経ってもデロデロしないんだって。
さて、そんなわけで本日、値の張るコートを購入した。値が張るとは言ってもどの辺から高いと判断するかは人それぞれ、私にとってはボーナス支給が決まってなきゃ絶対買わない値段であるので値が張ると言っている。まあ、私服の中では最高額であることは間違いない。
最初から高いもの買う!と決めていたから、初めて色んな洋服屋に立ち寄って様々なコートを見比べるということをやった。さらにこれ!というコートを見つけてからも1週間悩み、買う前にもさんざん眺めて試着して、鏡の前でぐるぐる回って考えて、えいやっ!と購入した。きっと清水の舞台から飛び降りるってこういう感じを言うんだろう。
買ったのはトレンチコート。ベーシックなデザインと色。時期外れだからか流行でないからなのか、中々置いているお店がなくて探すのに苦労した。あってもウールだったり、色がなかったりでうまくいかない。途中あきらめるかなんて思ったりしたから、理想通りのものが買えてよかったと心から思う。たぶん妥協していたら来年絶対後悔していた。
生地の厚さや材質からするとこれからの時期は厳しそうだけど、私にとって重要なのは1枚でなるべく多くの季節をカバーできること。世の女性たちみたいに、秋コート、冬コート、春コートなんて3つも用意できない。なぜならコートを3着もしまえる収納場所がないからだ。冬は厳しそうだし、季節外れと言われもするだろうが、マフラーをすればなんとかなるだろう。
しかし、今まで着たことのないタイプとお値段のコートである。だから着ると緊張する。自分がコートに飲まれている感じがするし、コートの方も他人行儀だ。早く自分のものにして、着こなせるようになりたい。