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お気に入りニット

妹に、今日のスタイルは決まっているとほめられた。実に嬉しい、気分がいい。
私は体型とセンスに並々ならぬコンプレックスがあり、どうせオシャレしたって芋だし似合わないしと不貞腐れて三十路が近づくまでオシャレには無縁だった。いや、今のは言い過ぎ。年1〜2回オシャレに目覚めて洋服選びに精を出しては現実に直面、落胆して元の芋スタイルに戻るというのをかれこれ10年繰り返してきた。
それがちょっと変わったのが今年、米澤よう子さんの本に出会ってから。春くらいだったと思う。今度第2段が出るパリジェンヌファッションについての本だ。
いかに自分に似合う洋服を探すか、その見つけるポイントというのが目からウロコで、いつもその本をなめるように読み、見極めポイントを頭にたたき込んで、洋服を買ったり選ぶときの参考にしている。まだまだ失敗するけど、以前よりずっとオシャレが楽しい。
んで、その本にはパリジェンヌが手持ち服をいかに大事にしているかということもちょろっと書いてあって、私もそれを見習おうと頑張っている。
例えば、昨年ワキのつなぎ合わせ部分が分離してしまい大きな穴が開いている状態になっていることに気付いたロングニット。一昨年買ってお気に入りでヘビーローテしたものだったから昨年は落ち込んだ。結局昨年は1度も着なかったが捨てるに捨てられなかったそのニット、米澤さんの本に出会ったその日の夜にワキを手縫いで補修し、現在ヘビーローテ中た。
今日妹にほめられたスタイルも、そういうニットを主役にしたもの。
そのニットは3年くらい前に気に入って買ったもので、デコルテ部分にフリルブラウスが付いた、なんちゃって重ね着風のものだった。しかし気に入ってはいたんだが、3年間で着たのが2回だけというタンスの肥やし。
収納スペースの関係上、私は1着買ったら1着捨てると言うルールを作って実践している。現在は、大抵良いと思って買ったけど、自分にセンスがないから使いこなせないクセのある服が候補になっている(いずれ補修できないくらい使い込んで引退させる服の代わりに新しい服を買う、という風にする)。そのニットも何度も何度も候補に上がっては捨てられずに残るを繰り返してきた。
先日、とてもキレイな色のカーディガンを購入したのだが、そのときもそのニットは捨てる候補になった。でもどうしても捨てられず、結局ほかの服を捨てることにしたのはいいが、このままだと絶対そのニットを着ないことは目に見えていた。
なぜ私は気に入っているにも関わらずそのニットを着ないのか。小一時間考えた結果、重ね着風にするために一体化しているブラウス部分が邪魔で着ないのだと気付いた。ということは、ブラウス部分がなくなれば、ニット部分は着回しがしやすいタイプだし気に入っているからヘビーローテ間違いない。
さっそくニットを調べたら、ニットはニット、ブラウスはブラウスで端の処理がされていたので、それぞれを縫い合わせている部分を解体してしまっても問題ないことがわかった。というわけで、1時間かけて解体。
そうしたら、理想のニットが1着手に入った。いやもう、肩幅ピッタリ、デコルテ完璧、私のぶっとい腕を細く長く見せ、コンプレックスまみれの体型まで細く見せてくれるという、正に完璧な1枚。さすがにこんなに素敵なニットに変身すると思っていなかったから、感涙ものだ。
今日はそれにお気に入りのスカートを合わせ、米澤さんの本に登場するシンプルなパリジェンヌ風スタイルを真似てみたところ、妹からお褒めの言葉をいただいたのだ。
1時間かけて改造してよかった。幸せ。